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「あなたのやってきたことはすべて素晴らしい」 この考え方になると、自分が大好きになります。自分の可能性が信じられるようになります。謙虚になれます。心から感謝できるようになります。 そんな学びの日々を記録しています。
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そんなに混んではいないけど、すべての座席に人が座っている電車の中。
次の駅である若い女性が乗ってきた。彼女は私のななめ前ぐらいに立っていた。

ぼんやりしながら電車に揺られていたのだが、突然、彼女は吊革につかまってけだるそうにしたような気がした。そのとき、最近流行りのチュニック・ブラウスが上にせりあがった。そこに目をやるつもりはなかったのだが、見てしまった。

ウェストラインがゴムでできているジーンズをはいている!おばさんではあるまいし・・・。んっ!ひょっとして妊婦さん!?

ぼんやり顔からすっかり慌てて席をたった。

「すみません。気がつかなくて・・・。どうぞお座りになってください」

彼女が助かった様子で礼を述べたその瞬間、周りに座っていた人たちが一斉に目を閉じ眠り始めたのであった。

一瞬情けない感じがしたのだが、そうではないという気持ちに変わった。

目を閉じて無視したということには意味があるのではないか。「自分も席をゆずることができたのに、誰かが先に申し出た。ちょっと自分が情けないが、本当は人に配慮をする人間なんです」そんなところではないのだろうか。

それに東京というところで働く「お父さんたち」は疲れているに違いない。通勤時間も長い。席を確保できれば、今日一日の疲れも緩和されるに違いない。席を譲る人がいたのだから、それは結構なこと。決してだれかがしてくれるだろうと待っていたわけではない。いざとなればいつでもする、本来暖かい人たちだからこそ、バツが悪いのだろう。

私も本当にくたびれ果てて、席を確保するために次の電車を選んで乗ったことがある。いつも「善人顔」を貫いているんですよなどというつもりは毛頭ない。

柔軟に対応しながら笑顔で譲り合えて他人に感謝し、喜んでくれる人がいればそれでいいではないか、と思っている。
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