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「あなたのやってきたことはすべて素晴らしい」 この考え方になると、自分が大好きになります。自分の可能性が信じられるようになります。謙虚になれます。心から感謝できるようになります。 そんな学びの日々を記録しています。
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日本で最も活躍している「国際派スター」といえば、渡辺謙だと思うけど、何本かの作品を見て少々うんざりしている。それは彼だけのせいではなくて、彼を起用して作る脚本のせいでもある。

「ラストサムライ」が、中ではましな感じで、あとはどうもピンとこない。「さゆり」では主人公の全人生をかけて愛する「運命の男」とでも言うべき存在なのに、まったく凡庸な男にしか感じなかった。セクシーさがない。

そもそもハリウッドで求める東洋人の男とは、異国の土の匂いのする威厳ある、尊敬できる「父性」を感じさせるものを求めているように思える。
それは自国のセクシーな男達を脅かすようなものであってはいけないのである。

中国人ならチョウ・ユンファ、日本人なら渡辺謙・・・この2人には古くは「王様と私」のユール・ブリンナーに共通するような特性がある。スリムな二枚目の若い男ではない。どっしりしていてカリスマ的で、守りが固く、なんとしてもあなたの領土は侵しませんとコミットメントできる男。

映画作品においては、その人が「登場する」ことに意味があるようだ。ただ出演していればいい。ほかの人ではダメなのだから、それはそれで結構なプレゼンスの力量といえばそうなのだが・・・。つまらない。

一方、主役でなければ、真田広之もハリウッド進出できて、頑張っている。主役を際立たせる「本当は良い人ではあるが、諸事情から悪い人に転じる」役回りばかり。「真田=悪役」がインプットされているが・・・。ところが今撮影中のジェイムス・アイボリー監督の新作では、ちょっとこれまでのハリウッド的ステレオタイプの役とは違う、心理的演技が強く求められるような役をもらっていて、大変期待している。英語も頑張っているようだし・・・。

ジェイムス・アイボリー自身がアメリカ人なのに、映画はイギリス・ベースのものが多い。滅びゆく貴族社会での人間模様がお好きのようです。テイストはもちろん大型エンターテイメントではない。新作の詳細は知らないけれど、どうやら、A・ホプキンスの恋人役というからには、ゲイ役なのかも・・。過去を振り返っても、質の高い作品でゲイ役をこなした役者は飛躍的に評価が上がるし「演技派」のお墨付きがもらえる可能性がある。

西洋人が東洋人俳優に抱くステレオタイプを破り、内面の演技で感動させるような役者になってほしい。
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