小さな気づきが大ヒットへ

農業で生計を立てていくことは
なかなか難しいらしい。

ところが、ある方がビジネス番組にゲストで出ていて
農業を組織運営化して成功なさっているという。

元をたどれば、日々の生活にも困るほどの
小さな家族経営のお百姓さんでした。

スーパーの片隅に「産地直送」コーナーを
作ってもらって、野菜を毎朝並べていたんですって。

すると、横を通り過ぎる主婦の動向が気なる。
長くのびるごぼうを一本手にとるのだけれど、
溜息をつく。そして静かに元の場所に置いて去っていく。

長すぎるのであった。

そこで、３つに切って袋詰めして
売り出してみた。

これが飛ぶように売れて、
生産が追いつかなくなるほどになったそうです。

結局ごぼうのヒットによって
一挙に産地直送コーナーの売り上げが
のびたことが、今日の成功につながっているんです。

ちょっとした「気遣い」なんですね。
気遣いは小さなことに気がつくことがなければ
行動にでることはないです。

例えば電車の中で席を譲る場合は
気づくのが先にきてから気遣いへと移行して
行動につながる。

そういえば、世界の企業となったパナソニックだってそうです。

きっかけは、小さな気づきです。
松下幸之助がブレイクしたのは二股ソケットの爆発的ヒット
商品。

今では想像もできませんが、奥さんが電球をつけたら、
同時にアイロンがけができないと困っていた姿を見て
思いついたのですから・・・。

小さな気づきって、ともすれば馬鹿にされそうになるんです。
誰が馬鹿にするかって、「自分自身が」、なので困りもの。

小さな気づきが心で浮かんでも、「見過ごす」んですね。
もっと何か人が驚くような大きな発想があるはずだって。
発想とは、もっと衝撃的で、稲妻のように訪れるものだって。

ビジネスでもプライベートでも
評価できるものは、はじめから「大きなものであるべき」
って、なんとなく思い込んでいるふしがある。

実際には「小さな気づき」から始まっている。

＜今日の気づき＞

人を見て「アレ」と気づいたら、
　　　　　あなたで役に立つことがある

：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：

　　　　　　右下にコメント機能があります。
　　　　　　ご意見・ご感想をお待ちしています。

：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：