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「あなたのやってきたことはすべて素晴らしい」 この考え方になると、自分が大好きになります。自分の可能性が信じられるようになります。謙虚になれます。心から感謝できるようになります。 そんな学びの日々を記録しています。
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TSUTAYAに寄ってみた。新作のコーナーにジェイムス・アイボリー監督の「上海の伯爵夫人」があって、なんと真田広之が出演している。

これは映画好きの人から見れば大変、間の抜けた古い話なのです。知らなかった私。失礼いたしました。早速借りてきて観た。

う~~~ん。いつ盛り上がるのか、待てど暮らせど、いつものアイボリー監督作品でのジワリとした感動のウェイブはやってこず。どうしたものか、イギリス最高の文学賞であるブッカ―賞に輝く、イギリス人よりも貴族社会の知っているといわれるカズオ・イシグロは、今回は気合をいれて脚本を手掛けているのだが、その感性が観客に伝わらない。

でも役者は良かった。特に盲目の「自分の理想の世界にだけ生きたいアメリカ人元外交官」を演じた引きこもりの哀愁を漂わせるレイフ・ファインズが素晴らしかった。とてもアメリカ人には思えなかったことを差し引いているけど・・・。

途中、バーのピアノが、気持ちのままに即興演奏を始めたとき、「やっぱり私好みのアイボリー」という感情に浸れた。(確かシューマンっぽいフレーズで)

当時の上海というのは、作家ならずも好奇の対象になる頽廃と混沌のエネルギッシュな国際都市。

5年前に熱心に1920年代の上海でのロシア貴族女性の悲劇をからませたミステリー小説を思い出した。500ページにわたる「the Master of Rain」を英文にもめげず、むさぼり読んだっけ・・・。

上海という都市に、ショッキングのひとこと~~~。どこかのクレジットカード会社がロマンチックにpricelessという言葉をキャッチにしたことがあった。、購買する喜びは「お金では買えない喜び」を得ることというわけ。

当時の上海は「すべてのものや人がPriceを持ちえた!」のである。これは身の毛もよだつこと。恐ろしい!

チェン・カイコー監督の「花の影」のほうが退廃的雰囲気はこの作品よりは幾分あった。まあ、多国籍な自治区が混在しているから、何とも言えない。

上海の夏は知らないが、湿度と気温の高さにむせかえって、首のあたりに汗がしたたる思いで読んだ。

アイボリーの描いた上海は、ちょっと小奇麗でした。軍人さんの制服がアイロンかかっていて清潔に洗濯されているのですが・・・・。でも泥臭くしないのが彼の流儀。精一杯の努力でカオスを表現しているのですよね。彼の美学の領域。

話がそれた。真田さんはもうすでにアイボリーに好かれたんですね、この作品で。「謎の日本人・マツダ」を演じていました。まずまずでしょうか。

今度の新作での再登場を期待している!ただひとつ。筋肉を少し落としてくれないでしょうか。スーツに通す腕や首すじからつながるラインが、パンパン・コチコチに感じるんです。次にジャッキー・チェンとのアクション・ムービーが控えていたのでしょうか。

ご活躍を祈っています。

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日本で最も活躍している「国際派スター」といえば、渡辺謙だと思うけど、何本かの作品を見て少々うんざりしている。それは彼だけのせいではなくて、彼を起用して作る脚本のせいでもある。

「ラストサムライ」が、中ではましな感じで、あとはどうもピンとこない。「さゆり」では主人公の全人生をかけて愛する「運命の男」とでも言うべき存在なのに、まったく凡庸な男にしか感じなかった。セクシーさがない。

そもそもハリウッドで求める東洋人の男とは、異国の土の匂いのする威厳ある、尊敬できる「父性」を感じさせるものを求めているように思える。
それは自国のセクシーな男達を脅かすようなものであってはいけないのである。

中国人ならチョウ・ユンファ、日本人なら渡辺謙・・・この2人には古くは「王様と私」のユール・ブリンナーに共通するような特性がある。スリムな二枚目の若い男ではない。どっしりしていてカリスマ的で、守りが固く、なんとしてもあなたの領土は侵しませんとコミットメントできる男。

映画作品においては、その人が「登場する」ことに意味があるようだ。ただ出演していればいい。ほかの人ではダメなのだから、それはそれで結構なプレゼンスの力量といえばそうなのだが・・・。つまらない。

一方、主役でなければ、真田広之もハリウッド進出できて、頑張っている。主役を際立たせる「本当は良い人ではあるが、諸事情から悪い人に転じる」役回りばかり。「真田=悪役」がインプットされているが・・・。ところが今撮影中のジェイムス・アイボリー監督の新作では、ちょっとこれまでのハリウッド的ステレオタイプの役とは違う、心理的演技が強く求められるような役をもらっていて、大変期待している。英語も頑張っているようだし・・・。

ジェイムス・アイボリー自身がアメリカ人なのに、映画はイギリス・ベースのものが多い。滅びゆく貴族社会での人間模様がお好きのようです。テイストはもちろん大型エンターテイメントではない。新作の詳細は知らないけれど、どうやら、A・ホプキンスの恋人役というからには、ゲイ役なのかも・・。過去を振り返っても、質の高い作品でゲイ役をこなした役者は飛躍的に評価が上がるし「演技派」のお墨付きがもらえる可能性がある。

西洋人が東洋人俳優に抱くステレオタイプを破り、内面の演技で感動させるような役者になってほしい。
今年の夏は暑いですね。大して涼しくもない28度にクーラーの温度を保った部屋から一歩外に出ると、そこは比喩表現なんかではないまさに東京砂漠。

コンクリートの地面から熱風が、むき出しの腕に顔に舞い上がってくる。そうだ、子供の頃行った夏休み真っ盛りの海での砂浜を歩いてる感じ。

そんな南国化した日本で、いつもの電車に乗ると、隣に居合わせた汗だくの男性から・・・・と書いたところで、今日のタイトルと見合わせていただくと想像がつくと思うのだが、気になることしきりです。

失礼のないように座席をさりげなく立つことにしています。

男性にもオードトワレなどつけて欲しいと思っているのは、香水大好き人間の私だけなのでしょうか・・・。毎朝シャワーに入るのはエチケットと思っていますが・・・。

気になると言えば、コンビニ店に入ったときの匂いが苦手。おでんが元凶のように思うのですが、あれは食欲を促進するものなんですかねえ~~。私には理解できません。アジア情緒の一種なのかも。

そんな人が感じる不快な匂いをなんとかできないものかという動きはあちらこちらで見られている。

マンダリン・オリエンタル東京では3フロアーでその階の雰囲気に合わせた香りを演出してあるらしいし、レクサスの販売店では季節の香りでお客様をお迎えする演出がされているという。

高級ホテルや車には縁がないけど、この間行った京都風カウンター割烹のトイレはイオン空調してあって、お香がたいてあり、それに似合う花が生けてあって、モダンジャズが流れている広い空間であった。視覚、聴覚、嗅覚に訴えるサービスをしてあるというわけ。

感覚の中では視覚がもっとも与える印象のインパクトが大きいのはわかるとしても、夏場は嗅覚が他の季節より、もたらす影響力は高くなる。



日本語の研究者、金田一秀穂氏によると、本当に感動する言葉とは「自分の言葉で心からでてきたもの」だという。

例えば、曽我ひとみさんのコメントだとか、野口英世の母親の手紙、だという。

なるほど、と思いめぐらせてみると、天皇陛下が美智子皇后との若き日の出会いにおいて、「私は家庭を持つまでは死んではならない」とおっしゃった。家庭というごく一般的なぬくもりをご存じない当時の皇太子にとっては、家庭は生死をかけて手にいれたいものだったのである。こんなに「さみしい言葉」は聞いたことがないと心を揺さぶられたという。

感動する言葉とは、作ろうとしてもできるものではないし、誰かが使った言葉をオウム返しに言ったところで通用するものではない。

「心から」感じている言葉でないと伝わるものではない。
そして、それを「誰が」言うのかということろが大事だろう。
言葉によって感動するのであるが、実は「その人」に深く感動したということなのだろう。
数日前に友人と銀座ランチ。
しばらく会ってなかったのでお互いの近況報告。

「目標志向ではないの」とか日頃よく言っていたが、けっこうこの数年、頑張って人知れず目標に向かっていたのだな、と知る。びっくり。知らなかったのです。

素晴らしい!

心から彼女の努力してきた過程に感動。

目標なんてないと言っている人の言葉をそのまま鵜呑みにしてはいけない。人に言いたくないだけなんですね。

その後、デパートの8階でアンティークの催しものに興味のある彼女につき合う。ぶらり、ぶらり・・・。

お椀と高台つき菓子皿を買うかどうか逡巡していると、出店している店主のおじさまが声をかけてきてくれた。5枚セットのところが、ひとつ欠けている、いわば半端もの(そんなのしか買えませんので・・・)

「やっぱり2つだけ、いただきます」なんて言ったら、「そんなの残していかないで~みんなもっていって~」

結局2つ求める以下の値段でみんないただいちゃったんです!
最高に良い買い物した気分になりました。

それからちょっとティータイム。
おしゃれでカジュアルなイタリアン・テイストのキャフェで。きっと夜はパブなんじゃないかしら・・。

デザート類も豊富だったけど、少し日本人のティータイムには甘すぎるゾ・・・と友人とシェアして、ともに感じる。

イケメンのギャルソンに、一言申してしまいました・・・興味深く話を聞いてくださって、店のサービスの印象が高まる。

とりとめない話になりましたが、自分が上機嫌で歩いたり、人と話したりしていると、いろんな「いいこと」「いい人」に出会うという気がした一日でした。
深い睡眠が大事なことはだれでも知っている。「ぐっすりと」眠ることができると、目覚めたときの爽快感が違う。一日の始まりからして、わが人生はエネルギーに満ち、すでにまぶしいほど明るいという感じ。

そこで熟睡を求めて、あれやこれやとやってみるのだが、「深い」眠りを体感できないでいた。身体を動かせば疲れて眠りやすくなるかもしれない。

ジムへ行った。

通っているジムではいろいろとエクササイズ・プログラムが提供されている。お気に入りはあまりハードでないもの。もともとジムに行って身体を鍛えるというのが、好きというわけではない。ヨガであるとかパワーヨガを時間が合えばとっている。

ヨガの一通りのエクササイズが終わると、照明が暗くなる。マットに横になり静かに身体の部位をひとつずつ脱力をするように声がけされる。

ついに全身が脱力したとき、というかそれが完全にできたとき、今まで体験できなかったほどの解放感があった。快感です。

どこにも「身体」という鎧がなくなってしまった。肉体の存在さえ消滅した感じ。あまりの気持ちのよさに、そのまま永遠に、眠りにつきたいと思った。ああ、駄目だ!ジムで寝てしまう!!

「永遠の眠り」とは死ということになる。滅相もないことを言い出すのではない、とお叱りの声が聞こえるような気がするが、不謹慎なことを言い出した気がしない。

そんなとき、永六輔さんがおっしゃっていた言葉を思い出した。「明日、目が覚めるかな、このまま死んでしまうかなと思いながら寝ると心が和んでくるので、みなさんもやってみてください」とかなんとか・・・。

年齢の高い方のなかには、「こんな言葉は到底受け入れられない、恐ろしい、心が和むなんてとんでもない」と思われる人がいてもおかしくない。

しかしながら、これを年齢の高い、永さんがポジティブに楽しそうにおっしゃっているところに説得力がある。

私もやってみた。完全に脱力していく。疲れた肉体に別れを告げる。本当に心が和むんです!!

友人夫婦が東京から千葉の房総半島への移住計画を立てている。もう土地は確保してあるらしい。白い漆喰壁の木造建築をイメージして、建築家の娘に依頼するらしく、夢の引退生活を膨らませている。

たまたま昨日の深夜にテレビを見ていたら、高木沙耶という女優が房総の海を望む山の斜面を切り拓き家を建てたという番組をやっていた。

完全なるエコ・ハウスで冷房も暖房もなく一年中を快適に過ごせるという。夜は星を見ながら寝られる部屋もあり、庭にはピザが焼けるタイル張りの窯もあった。横には畑もあり有機農法で何やらご本人が耕していた。

このような土っぽいエコロジカルな生活っていうのもいいなと思った。よく眠れそうな気がする快適さがある。

これからもこのようなエコ・ハウスの需要は増えるだろうし、田舎の様子も移住民の新たな混入で、これまでにないコミュニティーができていく予感がある。

何らかの趣味人や達人がユニークな暮らしぶりを提案しているているような気が・・・。



実は香港映画に凝ってしまっていろいろとDVDを観た。韓流というのは「冬のソナタ」さえ知らないというとびっくりされたことがあって、

「え~!あなたそれでも中年女性ですかっ」とお叱りも受けた。

それで、一本選んだのが遅まきながら「ブラザーフッド」。昔みんなが感動したといっていたような気がしたので観てみた。

確かに兄弟の絆の深さは感動に値するのかもしれない。涙も出る。が、感動には至らなかった。チャン・ドンゴンお兄様のエゴがどうしてもひっかかる。

成績優秀で家族の希望の星の弟が兵隊として召集されたことに激怒し、何としても阻止する姿を見ていると「うちの子は掃除を家でさせたことがないので学校でもさせないでください」という最近問題になっている「理不尽な親」の姿そっくりに見えてくる。

戦争反対とか大義名分ではなく、あくまで自分の可愛い弟を失いたくないというエゴが根拠でということろが深い共感を得ることができない。

このおにいちゃまはあんまりです。しかも常にエキセントリックな行動をとる。兄弟愛はかくも激しく強いといわれても共感できずに取り残されていく。兄の行動をいさめる弟が主役なのだとしても、最後には兄とそっくりなエゴイスティックな行動をとるので、自分たちだけの兄弟愛があればそれでいいとさえ言っているようで馴染めなかった。

話が大きく韓国映画にずれてしまったが、香港映画ではウォン・カーワイ監督が好きです。2046もすごく良かった。

何を言いたいかというと、すっかり香港映画にはまっていたおかげで、中国人が話していたりすると、広東語がすんなり耳に入ってきて、「あっ、この人たちは香港から来た中国人なんだ」って分った瞬間が嬉しかった。

たったそれだけ。つまんない話ですが、どこまでも中国語はひとつにしか聞こえなかった耳が急に広東語を拾い出したことが楽しい。

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