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「あなたのやってきたことはすべて素晴らしい」 この考え方になると、自分が大好きになります。自分の可能性が信じられるようになります。謙虚になれます。心から感謝できるようになります。 そんな学びの日々を記録しています。
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毎日寒い日が続きます。

こんな日にはじっくり煮込んだおでんなど食べたくなりますね。

北陸は金沢のおでん屋さんに行ってみたい店があります。

おでんネタに欠かせない大根も、金沢だと加賀野菜「源助大根」が最高です。

金沢には観光のスポットにもなっている「近江町市場」があります。その市場を歩いているとき友人が、

「市場には一般のお客さんではなくて小料理屋専門の魚屋さんや八百屋さんもあってね」と、ある話をし始めました。






小さな料理店の仕入れ担当の板前さんたちは毎朝決まった時刻にやってきます。そんなお馴染さんたちを相手にしても、そこには市場の情景があります。威勢のいい声で呼びこむ売り手と値切る買い手。値切ることは素人であっても「市場での常識」といえるかもしれません。


ところがあるおでん屋を切り盛りする店主は「絶対に値切らない」人だというのです。この人が現われると、魚屋や八百屋はがぜん張り切ってしまいます。そして店の奥に大事に取っておいた最も良いものを出すようになったのです。どうせ値切られてしまう品は、あらかじめ十把一絡げで準備して並べてあるそうです。


「そのおでん屋さんは美味しいの?」と聞くまでもありませんでした。おでんばかりでなく、丁寧に調理された一品料理も、どれをとっても素晴らしいお味で大変に繁盛しているらしいのです。

味の決め手は味付けもありますが、素材にあるという信念がもとになっているようです。良い素材を求めるために、どうすればよいのかを知っていたおでん屋さんは、値切るというゲームではなく有り金を叩く真剣勝負にでたといえるでしょう。

 売り手の立場から見れば、「お客様が真剣に高いレベルで期待してくれば、こちらもできる限りの誠意で、真剣に叶えようとする」ともいえます。

 とかく安くなるものなら、と心が騒ぐのはビジネスマンでなくても、老若男女一般の心理です。意表を突く方法で欲しいものを手に入れているのはお見事と感じました。揺るぎないこだわりが、その人が置かれている立場での最良の策を生みだす源になった素晴らしいビジネス事例であり、なんだか売り手と買い手の人間的で嬉しくもなる話でした。




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実は昨日から初めてブログに画像をアップすることが分かったので、初めてこの世に出た拙著を紹介させていただきます。全国書店ならびアマゾンでお求めになれます。どうぞ宜しくお願いいたします!

「話し方・言葉遣いのビジネスマナー」

       株式会社スピーキングエッセイ監修
       出版社:秀和システム
       1200円
かつて独身の頃に、パリに住んでいたことがある。

サンジェルマン・デ・プレ界隈で、東京でいうと表参道のような雰囲気なのに路地裏には市場が立つ。食料品はほとんど近くに立つ市場で買っていた。新鮮な野菜や果物をあちらのお店やこちらのお店と、そぞろ歩きで見定めながら・・・。贔屓の店ではジェーン・バーキンが隣にいたりしてドキドキしたものだ。


そのころ、麻の細い糸で編んだアフリカのカラフルなショルダーバッグが流行っていて、モデルにも人気の高いその頭陀袋を市場に行くときに愛用していた。

もちろん、留め金やジッパーなどはなく、口がぱっくりと開いている状態で、中に入っているものは、その気があれば覗き見ることができる。

その日も財布をバッグの中に放り込んで、そのつど財布を取り出して支払っていたが、なんとなくこんな無防備でよいものかと不安も過ったが、その感情を無視した。

そんな感情が過った瞬間と同時というべきか、何者かの手がバッグの中に忍び込むのを感じた。

と思ったら、一目散に逃げる若者の後ろ姿を見つけた。小走りに追いかけて、何か叫んでみたのかもしれない。なぜなら回りの買い物客も気がついたようで一斉に注目されたような気がしたその時、一台の白い乗用車が目の前で急に止まった。

窓から見えるフランス人男性が、私を急かすようにこう言った。

「マドモアゼル、泥棒を追いかけよう。今なら間に合う。お乗りなさい」

その言葉を聞いたとき、血の気が引いた。貧乏学生で財布を盗まれてちょっとした興奮状態で判断不可能な状態であったはずなのに、今や冷静さにおいては誰も勝てないというほどにまでなった。

「財布なんかいらない!」きっぱりと探す意欲を捨て去った。

思えば、「決断」とは「直感」に等しい。考えるとか、迷うとかの隙さえ与えない。人はよく判断に迷ったりするけど、本気になってると、即決なんですね。

何事も「本気」なら決断も早いはずということですね。





今年のお正月は1日に初詣、2日にデパートの初売りに出かけました。

初詣の際、おみくじを引いてみました。「大吉」でした!

初ショッピンングでは、都心の2つのデパートを覗いてみました。結局なんだかんだとお得な商品もあって、買い物袋が増えて5~6個になりました。

途中高額な化粧品も買ってしまったのですが、これだけはしっかりした光沢のあるブランドロゴが入り、ロープの持ち手のついた小さな紙袋。

たくさんの荷物になったので、一刻も早く家に帰ろうとしたのですが、途中に見かけたハーゲンダーツ・スタンドでちょっとだけ休みたくなったのです。

さっと喉を潤し、駅に行こうと。荷物を足下にまとめて置いて、実際さっと食べて、また荷物の取っ手をまとめてつかみ通し駅目がけて一目散。

電車の座席につくときに、荷物をまとめて棚に上げておこうとしたとき、

「あっ、化粧品の小さな紙袋がない!」と気づきました。持ち手が綿のロープなので足元にまとめて置いたときに、だらりと下がってしまい、他の紙袋の取っ手のように垂直に立ってはいなかったのです。アイスクリームスタンドの床に置いてきてしまったようです。

さて、あなたならどうします?

実は私は「決断」を下すのに3分間もかかりました。(汗)

●もう15分間は経過している。戻ってもあるはずがない。
●もうくたびれている。電車はもうじき出る。無駄なエネルギーを使うだけ
●私の友人はデパートのトイレに入ったとき、荷台に買い物袋を置き忘れたという。すぐに引き返したがなかったという。
●すべての結果は誰のせいでもなく、私が悪い。結果からさみしく学ぶしかない。
●もうない。スパッと諦める。

しかし一つの考えが浮かんだ時に「行動に駆り立てられた」のでした。それは考えというより怒りにも似た不条理な感情で、

「なんで、こんなに年頭から運が悪いのよ~~~~」

年初めの出来事は「占い」のように感じてしまう不条理なもの。

こんな嫌な感情は引きずりたくない。「さらなる結果を確認」したら「現実を受け止める冷静さ」に昇華できるのではないかと。戻って確かめる経験を通して納得できる。

もっと簡単に言い換えれば、

「やってみないと分からないじゃない」

そう思った瞬間に決断は下り、ダッシュでお店に行きました。(汗)

そうするとどうでしょう。お客様が呑気にアイスクリームをほおばっている中、その化粧品の上品な小さな袋が床に鎮座しているではありませんか。

そしてつくづく思ったものです。

「コイツは春から縁起がいい!」「やっぱり大吉」(探しものは見つかるでしたっけ・・・)

今度は心地よい不条理の世界に浸ったのでした。



明けましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします

2008年の話題から2つを対比して振り返ってみました。

1) 麻生総理の新たな「KY」
「空気読めない」の略としてではなく「漢字読めない」という新たな解釈で
話題になりました。
頻繁を「はんざつ」踏襲を「ふしゅう」未曽有を「みぞうゆう」と読み方の
間違いが指摘されてしまいました。

2)益川敏英氏、ノーベル物理学賞受賞
4人の日本人受賞者のなかでも最もマスコミが集中して報道された方でした。
そのユニークな発言や一挙一動を「益川節」と騒がれました。
しかし学者なのに英語が苦手のようで、授賞のスピーチも日本語でされる姿
が報道されました。

さて、一方は日本の国の政治を司るトップ、もう一方は物理学での理論証明
のトップに輝いた人。名誉を手に入れたときに、恐らく本人も期せずして公に
露呈した弱点がありました。一方は日本語で、もう一方は英語です。

多くの人は、1)では「常識がない」とネガティブに評価し、2)では「微笑ま
しい」と受け入れる反応をしたのではないでしょうか。

弱点とは誰にでも一つや二つあるものです。しかしなぜ、似たような弱点で、
こうも反応が違ってくるのでしょうか?

私たちのビジネスの場でも弱点を指摘されることがありますね。
「こんなことまでなぜ」と思うようなことを上司から指摘されて不満に思った
ことはありませんか?

例えば、「君の机の上はいつも散らかっている」などと、自分が任された仕事には全く関係のない些細な事柄を、不快な様子で注意されたとします。

確かに机周りは整理整頓すべきです。しかし上司の本音は別のところにあるの
かもしれません。

「君は任された仕事を本気でやっていないのでは」という日頃の感情が、机の乱雑さをきっかけにして表れた、ということもあります。
こんなとき、机を整理整頓しただけではあなたの評価は上がりません。

もし、麻生総理が打ち出した政策やリーダーシップに国民が満足していたら、漢字の読み間違いもお茶目な一面として微笑ましく受け取られたかもしれません。

実際に各新聞社の調査の結果での支持率は一か月前と比べても半減し20%台に急落しています。漢字が読めない、と総理を非難する国民の本音は「政治での結果を見せてほしい」のではないでしょうか。

たびたび「人間力」について扱っているつもりです。

人間力とは、とても意味の広い言葉で「これだ」ということが難しいものです。そのため、例えば決断力や統率力のように「〇○力」と言われる力をすべて身につけなければ、と思われるかもしれません。ですがそれでは「いったいどこから手をつけていいのか」と戸惑ってしまうでしょう。

しかし「どうすれば人間力がつくか」の答えは明快です。それは、あなたの目の前にある現実的な「任された仕事」のなかにあります。

それがどんなつまらないと思われる仕事であっても、そこに答えはあるのです。

いつでも最高の結果を出すことを目標に設定してください。そうすることで、つまらない仕事でも次々とハードルが高くなっていき、それを乗り越えるとき、あなただけの人間力が鍛えられていくのです。

人間力とは、偶然に出会うものではありません。極めて現実的で、自分で目標を定めてつかみ取っていくものです。そうした努力があれば、ちょっとした弱点やミスも人間的な魅力に変わってゆくでしょう。

理想像を描いて、自分自身を信じて前進してください。

マスコミをチェックしているとアメリカ発の金融危機からの世界経済の落ち込みが毎日のように更新されています。

倒産件数過去最高、派遣切り、大企業の正社員のリストラ、就職氷河期、エトセトラ、エトセトラ。

ニュース・新聞などを毎日見て「ふむふむ、そうなのか」とうなずいていると、だんだん悲壮感に浸り守り体制になってきます。

現状は冷静に把握することが重要です。それでも、決してあなたの「意識」まで浸食されてはいけません。「危険」です!

つまり厳しい現状にうなずき、納得していると、自分に対して「変な安心感」が生まれてきます。思うように自分のプランが進まないのも「当然なのだ」と思って許してしまう。「赤信号みんなで渡れば怖くない」と同じこと。最後は危険にさらされる自分がいます。

作ったものがさばけない、価格が下がるということで利益率がないという現状でも、どこかではうまく行っている企業もあるに違いないのです。その少数派になろうとする「意識」が大事ではないでしょうか。

報道ベースで目立った躍進ぶりでは「ユニクロ一人勝ち」のみ。ほかのうまく行っている会社が紹介されないのはマスコミの気づかいで、大多数の視聴者・購読者の反感を買わないようにしているかもしれません。

今本当に欲しいのは「うまくいっている事例集」ではないでしょうか。

私のクライアントさんで「今年利益率が上がった」という中小企業があります。何をしたか?徹底的に「仕事の見直し」をしました。「これまで当たり前」と思って何の努力もしなくてもいい部分に「まだできることがある」ことを発見したのです。

◆可能性とは「まだできることがある」とうことではないでしょうか。
マスコミと経済評論家は「常に正しくはなかった」事実もあるのです。





日曜日はコーチの定例勉強会に出席してきました。
「自分の価値・価値観を明確化するワーク」をたっぷり3時間やりました。過去にも何度かワークをやっていますが、言語化するたびに新しい気づきがあります。

さて、勉強会が終わり会場のエレベーターに飛び乗ったら、一人のガイジンを取り囲む年配者集団ができていました。

「何かこのガイジンと取り巻きの人たちに違和感があるな」、「どういう繋がりがあるのだろう」と好奇心に駆られていると、「あっ、この人は・・・」と思い当たったのです。

国際都市東京でなら、どこにでも歩いているバックパックを背負ったジーンズにシャツ姿の白人男性。それなのにどこにでもいる誰かでは絶対ない。「そうだ、中原中也賞受賞した外国人」に間違いないと辿り着いたのです。

否応なしに密なコミュニケーション空間であるエレベーターの中で、外れれば恥をかくことを承知で、

「失礼ですが、詩人の方ですよね」とぼかして聞いてみた。

やはり予想は的中しました。びっくりしたのは、ことのほかこの声掛けを喜んでくださったことです。ぱっと輝くような笑顔がこぼれて、待ってましたと言わんばかりに「はい、そうです!」

私のほうが元気をもらって得したようないい気分になるお返事だったのです。

おみくじを引いたら「大吉」という感じ!

名前はアーサー・ビナード。作品名は「釣り上げて」。今日は講演があったそうです。

これは私だけかもしれませんが、現代においては詩人よりは小説家が、彫刻家よりは画家の認知度が高くなってしまうような気がします。「よくぞご存じで」という嬉しさもあったのかもしれません。それでも顔写真(映像)つきで得た知識は、名前は浮かばなくても決して忘れませんね。

別れ際に「頑張って下さいね」のようなことを無責任に言ってしまいました。アーサー・ビナードさんの豊かな日本語力や詩人の感性を鑑みて、思い出すと冷や汗がでます。


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