「あなたのやってきたことはすべて素晴らしい」
この考え方になると、自分が大好きになります。自分の可能性が信じられるようになります。謙虚になれます。心から感謝できるようになります。
そんな学びの日々を記録しています。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
読売新聞の編集委員のコラムに「時の余白に」というのがある。
今週の記事では、最近の有名病に冒されている現代人を批判している。何でも有名なら人はそこへと群がると。有名料理店に並ぶ行列から、「崖っぷち犬」がいるとなると引き取りが殺到した事例までを取り上げている。
有名であればそれが何であれ群がる「心」がわからないとも。
そもそも有名だけで群がるような人間は自分自身をもっていないと言っている。池田晶子さんという哲学者の言葉を引用している。
彼女によれば、「有名になりたい欲」とは他人に自分を認めてほしいということで、自分がない人間ほど他人に認められたがる。
池田さんはいかなる組織にも集団にも属さず、一人で思考を突き詰めていった人という。「抗加齢」(アンチ・エイジングという言葉を使わないところに注目)「お金への早期教育」「すべての便利なもの」を批判したという。
読んでいて、私はマズローの5段階の欲求を思い出さずにはいられない。衣食住の安全確保ができると人間は次にはどこかに所属したいという欲求があって、それが満たされると人に認められたいという欲求が強くなっていき、最後は自己実現へというアレである。
有名になりたいことが他人に自分を認めてほしいことなのだとは、必ずしも言えないのではないだろうか。
それに有名になりたい人と、有名に群がる人とでは同じようには語れないのではないだろうか。まあ、筆者にとっては、どちらも空っぽの人間ということなので同じということかもしれないが。
私はどんな人も批判できなくなってきている。有名になりたい人も有名に群がる人も、それぞれが体験して得たい何かがあるのだろうと思ってしまう。
彼女は孤高の人であるのだろうが、我々はコミュニティーに所属して、健全なる関係性を求める上で、他者に認められたいと思っている。
携帯電話が普及し始めたときに、批判し自分自身は持たないと宣言していた文化人を思い出す。持たなくても存在できる人はたいしたた人物だと心から思うが、そんな身分には多くの人がなれない。
人とのつながり、コミュニティー、組織、社会で関係性を持ちながら生きていく上で、「他者を認める」「認められたい」欲求は極めて自然なことなのではないだろうか。
自分を自分で認めて満足して、すべての組織と断絶するほうが私には苦しい生き方に感じてしまった。
もっとも「仙人のように暮らす」ということができれば素晴らしいことにちがいないと思うが。
でも最後の結論はこうだ。
「だまされるな、自分で考えろ、生きることは考えることだ」と言い続けた池田さん。
物事の本質を見ようという姿勢には同感だった。コーチンングは考えて、そして行動せよと続くので、関係性を無視できないゆえであると思う。
結論は同じでもその辿る道筋は違うのですね。このようにいろんな考え方、生き方ができる人間の「自由」を何よりも尊重したい。
今週の記事では、最近の有名病に冒されている現代人を批判している。何でも有名なら人はそこへと群がると。有名料理店に並ぶ行列から、「崖っぷち犬」がいるとなると引き取りが殺到した事例までを取り上げている。
有名であればそれが何であれ群がる「心」がわからないとも。
そもそも有名だけで群がるような人間は自分自身をもっていないと言っている。池田晶子さんという哲学者の言葉を引用している。
彼女によれば、「有名になりたい欲」とは他人に自分を認めてほしいということで、自分がない人間ほど他人に認められたがる。
池田さんはいかなる組織にも集団にも属さず、一人で思考を突き詰めていった人という。「抗加齢」(アンチ・エイジングという言葉を使わないところに注目)「お金への早期教育」「すべての便利なもの」を批判したという。
読んでいて、私はマズローの5段階の欲求を思い出さずにはいられない。衣食住の安全確保ができると人間は次にはどこかに所属したいという欲求があって、それが満たされると人に認められたいという欲求が強くなっていき、最後は自己実現へというアレである。
有名になりたいことが他人に自分を認めてほしいことなのだとは、必ずしも言えないのではないだろうか。
それに有名になりたい人と、有名に群がる人とでは同じようには語れないのではないだろうか。まあ、筆者にとっては、どちらも空っぽの人間ということなので同じということかもしれないが。
私はどんな人も批判できなくなってきている。有名になりたい人も有名に群がる人も、それぞれが体験して得たい何かがあるのだろうと思ってしまう。
彼女は孤高の人であるのだろうが、我々はコミュニティーに所属して、健全なる関係性を求める上で、他者に認められたいと思っている。
携帯電話が普及し始めたときに、批判し自分自身は持たないと宣言していた文化人を思い出す。持たなくても存在できる人はたいしたた人物だと心から思うが、そんな身分には多くの人がなれない。
人とのつながり、コミュニティー、組織、社会で関係性を持ちながら生きていく上で、「他者を認める」「認められたい」欲求は極めて自然なことなのではないだろうか。
自分を自分で認めて満足して、すべての組織と断絶するほうが私には苦しい生き方に感じてしまった。
もっとも「仙人のように暮らす」ということができれば素晴らしいことにちがいないと思うが。
でも最後の結論はこうだ。
「だまされるな、自分で考えろ、生きることは考えることだ」と言い続けた池田さん。
物事の本質を見ようという姿勢には同感だった。コーチンングは考えて、そして行動せよと続くので、関係性を無視できないゆえであると思う。
結論は同じでもその辿る道筋は違うのですね。このようにいろんな考え方、生き方ができる人間の「自由」を何よりも尊重したい。
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
田淵真知子
性別:
女性
職業:
コーチ 講師
趣味:
読書、音楽鑑賞と演奏、海外旅行、食べ歩き,ユーモアの研究、お笑い番組
カレンダー
11 | 2024/12 | 01 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
最新コメント
[10/31 田淵真知子]
[10/29 田淵真知子]
[10/29 AG]
[10/18 田淵真知子]
[10/18 文子]
[10/12 田淵真知子]
[10/12 文子]
[10/08 田淵真知子]
counter
アーカイブ
最新記事
(04/24)
(04/21)
(04/21)
(04/04)
(04/04)
(04/03)
(04/01)
(03/25)
最新トラックバック
ブログ内検索
アクセス解析
プロフィール
HN:
田淵真知子
性別:
女性
職業:
コーチ 講師
趣味:
読書、音楽鑑賞と演奏、海外旅行、食べ歩き,ユーモアの研究、お笑い番組
カウンター
プロフィール
HN:
田淵真知子
性別:
女性
職業:
コーチ 講師
趣味:
読書、音楽鑑賞と演奏、海外旅行、食べ歩き,ユーモアの研究、お笑い番組