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「あなたのやってきたことはすべて素晴らしい」 この考え方になると、自分が大好きになります。自分の可能性が信じられるようになります。謙虚になれます。心から感謝できるようになります。 そんな学びの日々を記録しています。
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「人生最後の晩餐にあなたは何を食べたいですか?」

という質問が料理研究家の城戸崎愛に向けられた。今は血糖値が高いので控えている大好物のアナゴの天丼をガッツリ食べたいと願望もあるが、最終的に選ぶとすれば、

「・・・やっぱりあたたかい白いごはん」

と答えた。

前にも書いたがお笑い芸人が貧乏体験をネタに語るとき、唯一のごちそうとして登場する「白いごはん」

いろんな味覚を開拓しながら料理の研究に明け暮れる人にも、日々の食事に事欠く人にも、「白いごはん」は魅力的に映るものなのだなと思った。

昔あったTVコマーシャルのキャッチコピーではないが「何も足さない、何も引かない」味。

戦国時代の戦場へ向かう道中で、「あたたかいごはん」を食べたさに、白い煙が出ることを敵に悟られないよう注意しながら炊いていた。(本当に最後の晩餐になった人もいるわけだ)


もっとも日本人みんなが最後に「ごはん」を選ぶだろうと決め付けることはできない。

ふと、ある人のことを思いだした。ドイツで働いていた時の日本人の同僚の女性のことである。彼女の家は鹿鳴館時代からの伝統を頑なに守っているかのようなご家庭で育った。

家は古くから田園調布にある完全な洋館で、畳の部屋を知らないという。もちろん両親とも日本人である。当然カトリック教徒のキリシタン!

彼女が大学生の時、日本文化に興味を持ち、茶道クラブに入ろうとした。その時、母親は猛反対で止めるように言ったという。「そんな床に座るような野蛮なものはいけません」

野蛮!!私は仰天してしまった。そういえば、彼女は日本食を食べたいと懐かしがるようなところはみじんもなかった。パンをちぎり、うつむき加減で小さな口に押し込んでいた彼女の姿が目に浮かぶ。親はリッチな昔風の洋物かぶれという風体で写真に納まっていたが、彼女自身は質素で敬虔で厳格で飽食を好まない。

最後の晩餐に何を選ぶのか聞いてみたいのもだが、結果は人それぞれということに違いない。

私とて「白いごはん」と言いきれるところまでは来ていないなあ・・・とは言え、和食ではあると思う。主菜に副菜にと、あっお酒も少しと、・・・そうだ最後はシャンパンだけでいいわ・・・とかまだまだ欲と迷いがある!





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