「桜の森の満開の下」

関東地方では、今週末がお花見の最後でしょうか。

昨日に引き続き、好奇心が増して、坂口安吾著「桜の森の満開の下」
を読んでみました。

梶井基次郎著「桜の樹の下には」tと似たタイトルと紛らわしいですね。
やはりここでも、桜の尋常ではない美しさが作者に
インスピレーションを与えることになります。

解明しがたい美しさは恐れさえ抱かせるのですね。
自分を惑わせる桜と女性のイメージを巧みにかぶせて
幻想的な物語を展開していきます。

最後は、降り積もった桜の花びらをかきわけて女を捜すも
そこには冷たい虚空がはりつめていただけという悲しげなもの。

とても映像的なイメージが広がる作品で
蜷川幸雄演出、平幹二郎、故太地喜和子出演の舞台が似合うような気がしました。

とはいえ、情念の世界というよりは、一人の孤独感がひしひしと迫ってくるのは
無頼派・坂口安吾ならではの世界ですね。

「桜の樹の下には」

桜が綺麗ですね。

数年前、ちょうど今頃、満開の桜を愛でながら
セミナーを終えた仲間と歩いていたときのこと。

そのセミナーで知り合った女性が言いました。
「きれいね。桜の樹の下には屍体が埋まっているから」

「屍体が埋まっている？」

「えっ！？」

と思わず聞き返してみたら

彼女は無言になりました。

その後梶井基次郎の「桜の樹の下には」という
有名な短編作品を知りました。

「桜の樹の下には屍体が埋まっている！」から
始まります。

桜がなぜこれほど美しいのかを
生と死という二つの対立要素で解明してある
素晴らしい短文でした。

彼女はこのことを言っていたのですね。

それにしても、「知っている」と「知らない」では
ものを見る目も違ってきますね。

作品を読んでから桜を見ると
美しさとともに詩的なエネルギーをもらうようになりました。

さらに桜に関しての作品を読んでみたくなりました。

デカダントな坂口安吾も書いているようです。
不気味ですが興味津々ですね。

今後もいろんなことを知りたいですね。
感性は「言葉」で刺激を受けるのです。

正しい説明は適切な受け答え？

質問されたら「正しい答え」を伝えさえすれば、理解されるって思っていませんか？
実社会では学校とは違う答えが必要ですね。

「１＋１は？」と聞かれたら「２です」ではだめなことがあります。
「なぜそんなことを聞くのだろう」と思うことが解決の糸口になる。

ある日のドラッグストアで目撃したこと。

店内で買い物している８０代ぐらいのおばあさんが一箱の薬を棚から取り出したのは
いいのですが、

「あれ？これは空箱だわ」

と、そばに立っていた白衣姿の薬剤師さんに聞きました。

「ここにあるのは全部そうですよ」
と薬剤師さん。

「えっー」と驚くおばあさん。
「全部なんですか？」

「そうですよ。全部です」

何を勘違いしたか、「すごいでしょう」とも言いたげな薬剤師さん。

これからはずーっとお客さまを混乱と不安を助長させる会話になっていく。
「実は万引きが多くて困っているんですよ・・」などなど店側のトラブルのぐち
を言い始めたのです。

「私は万引きなんか考えられませんよ」とおばあさん。

「もちろんお客様は違いますよ」と慌てる薬剤師さん。

この薬剤師さんの伝えている情報はどれも嘘ではない本当のことには間違いありません。
でもお客様はそんな店側の「本当のこと」には興味がない。

「どうぞご安心して空箱をそのままレジカウンターまでお持ちください。
そこで商品と交換いたします」

空箱云々よりも、早くこう言って欲しかった。

お客様は「ホンモノ」が欲しいだけ。
薬剤師は「ニセモノ」の話を続けた。

「ニセモノ」の話は不安にする。
「ニセモノ」の話はつまらない。

「ニセモノ」の話を始めると「万引き」まで出てくる。
「ニセモノ」の話はろくな登場人物がいない。

質問されたら、ついその答えを出してあげようと情報を与えるのが先になりますが
質問している人の気持ちを先にキャッチするのが先。

お客様は「困っているんですよ！」と薬剤師さんに言いたくなりました。

男脳、女脳って・・・

男と女では脳の反応の仕方が違うと聞いたことがあります。
男性は主観的に物事をとらえる能力が女性よりないそうです。
客観的に見たがるそうです。

今朝ももこんなところで感じました。

上の写真（クリックしてね）は「サタデー・ナイト・フィーバー」でおなじみの
ジョン・トラボルタの家です。

テレビでハリウッドの豪邸特集がありました。
この写真ではカバーしていませんが、俯瞰すると自宅敷地に滑走路が伸びています。

ジャンボジェット機を彼自身が操縦するそうです。
駐車場ではなく飛行場がある自宅、すごいですね。

あなたの感想はどんな？

スタジオにいる女性陣は「すごーい」の連発で溜息。
男性陣もすごいとは言いながらも、

「これはジャンボ機かな？」
「４つエンジンがあるからジャンボ機ですよ」「そうかな、これは・・・」
「滑走路は確か２キロないとだめなはずですが、これは・？」

の事実検証のやりとりでした。話は盛り上がっていましたが、
この会話に加わろうという女性は全くいませんでした。

むしろ、そんなこと「どうでもいいじゃない」の雰囲気。

私としては、それがジャンボであろうがセスナであろうが
広大な敷地内の「ヒコーキと滑走路」だけで十分です。

やっぱりとらえ方の反応を見ていると
男脳と女脳があるようです。

大きな嘘をお願いします！

今日は４月１日。エイプリール・フールですね。

どんな嘘もOK？

去年は世界的にはイギリス発「空飛ぶペンギン」が微笑ましさをプレゼントしてくれました。
ダウンロード(bmp)(覚えてない方はここをクリック）


言うまでもありませんが、悪意や失意のある嘘はいただけませんよね。

そんなとき、コーチのマツダミヒロさんのエイプリール・フールにまつわる
出来事が印象的です。

彼は自分に大嘘をつくエイプリール・フールで夢を実現している人。
素敵です！

例えばこうです。

「本日、著書「魔法の質問」が出版されました！」と友人にメールを送りました。

画像つきです。彼はPC技術に強みがあったので、好きに創った本の装丁の画像も付けました！

友人達は信じてしまったようで、瞬時に「おめでとう」メールの嵐です。

それから間もなく、結果として見事その夢は実現したのです。

確かに「自分でイメージできることは実現すること」の証明なんですね！

以来彼は毎年、新年の誓い以上に、楽しみながら「できたら嬉しい」という思いとともに
エイプリール・フールを夢実現のツールとして活用しているのです。

あなたも「自分に大きな嘘」をついてみませんか？
その嘘が具体的なものなら絶対に実現できるものですよ。

ところで、私の一年に一回の嘘はヒ・ミ・ツ！！！

ワクワクしてきました！！でも、あなたの教えて！

今日のまとめ：

エイプリール・フールとは、あなたの夢実現を楽しんで描く日

不景気のときには

今日のアメリカのテレビABCニュースによれば、不景気の時に売れるものが２つあるという。

ひとつは口紅・・・エスティ・ローダーでの調査です。特に不景気になると「赤」が売れるらしい。
見た目でも、「景気よく」華やいだ雰囲気になる効果がありますね。そういえば、不景気になる前には
ヌードカラー、ベージュの口紅がはやっていましたね。

もうひとつがキャンディー・・・・甘いものが気分をハイにさせるという。激辛ブームって景気のいいときでしたかね。


　　STRESSED（ストレスで疲れる）のスペリングを逆にすると、

　　　　　　　　　　　　DESSERTS　（デザート）です！！！


                                

半分の水

よく言われるように、コップ半分の水

あなたは、どうとらえますか？



「まだ半分もある」

「もう半分しかない」

前者がポジティブな考え方で、後者がネガティブな考え方？

状況によっても違いますね。砂漠にいるのか、雪山にいるのかでも・・・・。

場合によっては「まだある」なんて呑気なこと言っていると、死んでしまうかもしれません。

「水は半分ある」（事実）にはポジティブもネガティブもありません。

この事実をポジティブにとらえることはできます。

「さあ、その半分の水をどうのように使おうか？」

答えの可能性は思いついた数だけありますね。

「それを実現するためにはどんなことができるのだろう？」

このように考えて行動することがコーチングです。

あなたが迷っているのなら・・

今日の格言：焚き火にあたろうとする者は煙を我慢しなければならない

寒いのは嫌い、煙も嫌、って人は焚き火にあたれないのですね。